昔は「満足したら動けなかった」僕が、今は満足してるからこそどんどん動ける理由

昔は「満足したら動けなかった」僕が、今は満足してるからこそどんどん動ける理由

昔の僕は、「満足したら終わり」だと思ってた。

満足したら気が抜けて、やる気がなくなって、何も動けなくなる。

でも今の僕は逆。
満足してるからこそ、どんどん動ける。

この変化には、ちゃんと理由がある。
昔は“結果”をゴールにしてたけど、今は“在り方”を決めたからなんです。

「満足して動けなかった時期」の話

「満足してるのに動けない」

そんな状況になった時…めちゃくちゃもどかしい気持ちになりますよね。

ご多分に漏れず、昔の僕もその1人でした。

32歳になってようやく気付いたんですが、本気で現状維持でいいと思ってる人って、そもそも「動けない」って悩むことがない傾向にあるのを感じます。

「動けない」って悩みの言葉が出る時点で、もう心のどこかで「変化したい」と思ってるはずなんですよね。

理想を全部叶えたのに、抜け殻になった友人の話

僕の友人で、30代前半で“理想の状態”を手に入れた人がいるんです。

ずっと嫌な上司の下で働いていて、仕事の負担も大きく、彼女もいなかった。

本当は大学生の時から、放送作家をやりたかったけど、ずっと我慢してた。

でもあるとき、一気にいろんなことが叶った。

嫌な上司から離れて、仕事も楽になって、給料も上がった。

彼女もできて、ずっとやりたかった放送作家の仕事も始めた。

1〜2年で全部叶ったんです。

それでも、「なんか、やる気出ないんだよね」って。

全部手に入れたのに、抜け殻みたいになってたんです。

欠けてたものを埋めるために頑張ってた人が、いざ全部そろった瞬間、動けなくなる。

燃料が“欠乏感”だったから。

他人の基準で得た“満足”は、僕にとっての満足じゃなかった

僕も高校の頃、まさに「満足したつもりで止まってた」タイプでした。
地元が田舎で、勉強がそこそこできて、嫌いでもなかった。

だから周りから言われるんです。
「このくらいの偏差値なら、〇〇大学目指せるんじゃない?」って。

当時の僕は特にやりたいこともなくて、「まぁそうか」って感じで流れに乗った。
それでなんとなく「このままでいい」って思ってたけど、それは“満足”というより、“思考停止”に近かったんだと思う。

心の底では、どこか違和感を感じてた。
「これ、本当に自分がやりたいことなのか?」って。

だから、目標にも熱が入らなかった。
勉強自体は嫌いじゃなかったけど、「他人にとって正しい努力」を自分の意志なしにやるのは、どこかしんどくて。

浪人時代はその反動で、AKBのパチンコとか、モンハンのスロットにハマるという負のループ(笑)。

結果的に、〇〇大学には進学できたけど、入った瞬間、スイッチが切れた。

「俺、何のためにここ来たんだっけ?」って。

サークルもバイトもそれなりに楽しかったけど、心のどこかはずっと満たされなかった。
今思えば、「他人の基準で得た“満足”は、僕にとっての満足じゃなかった」んですよね。

今は、満足してるからこそ動ける

でも今の僕は違う。
今の僕は、満足してるからこそ動ける。

なぜかというと、“生き方のスタンス”を決めたからです。
つまり、「何をやるか」じゃなくて、「どうありたいか」を軸にした。

僕のスタンスはこうです

僕のスタンス

ご機嫌で生きる人が増えていくように、
余裕と自由、そして成長を大切にしながら、
好奇心を持っていろんなことを知り、
器用貧乏で飽き性な自分の柔軟さを活かして、
良いもの・良いこと・良い人を見つけ、広めていく。

この“在り方”を決めてから、「何かを達成しないと満足できない」じゃなくて、「このスタンスで生きてること自体が満足」になった。

結果に縛られなくなったら、余裕が生まれて、自然と行動できるようになったんです。

ご機嫌の仕組み:余裕 → 好奇心 → 成長 → ご機嫌

僕の中では、“ご機嫌”って状態じゃなくて流れなんです。

まず、余裕がないと始まらない。
お金・時間・人間関係・体・心。
この5つの余裕があることで、好奇心が出てくる。

「これ面白そうだな」と思えたり、「ちょっとやってみようかな」と動けたり。

好奇心が動くと、行動が増えて、成長を感じる。
成長を感じると、またご機嫌になる。

この流れがずっと循環してる。
つまり、満足=動けないじゃなくて、満足=整ってる状態。
整ってるから、動ける。

器用貧乏で飽き性。でも今は、それが好き。

僕は好奇心が強くて、いろんなことに手を出すタイプ。
でもすぐ飽きちゃう。
いわゆる“器用貧乏”。

昔はそれをダメな性格だと思ってたけど、今はそれが“ご機嫌でいる燃料”になってる。

いろんなことに興味を持てるから、“良いもの・良いこと・良い人”を見つけて広められる。
それが僕にとっての「ご機嫌な生き方」。

仕事もこのスタンスの延長にある

お客さんの考え方や商品に共感できるから、続けられる。
そういう人たちと関われてる時点で、ご機嫌なんです。

でも正直、昔は違いました。
この仕事を始めた頃は、毎日がタスクの連続で、「やらなきゃいけないこと」に追われてばかりでした。

どんなに良い仕事でも、“在り方”が決まってないと、ただの作業に感じてしまうんですよね。

でも、“ご機嫌で生きる”というスタンスを決めてからは、同じ仕事でも、まったく見え方が変わった。

一つひとつの案件が、「自分のご機嫌をつくるプロセス」になった。

そう思えるようになってから、自然と仕事に向かうエネルギーも変わりました。

結論:在り方を決めると、満足しながら動ける

まとめると、

  • 満足して動けなかった人は、結果をゴールにしている人(しかも他人から評価されるための結果)
  • 満足しても動ける人は、在り方を軸にしている人

これだと思います。

昔の僕は前者だった。今は後者。

“ご機嫌で生きたい”というスタンスを決めてからは、満足してても「これやってみようかな」と自然に動けるようになった。

焦らなくていい。
足りなさからじゃなく、余裕から動く。

それが、僕にとっての
“満足してるからこそ動ける理由”なんです。